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上棟

W邸の上棟。

前の週からお天気に恵まれ、現場では着々と準備が進み、上棟の日を迎えることができました。

現場に訪れると、それまで何もなかった場所に木軸が立ち上がっているので、

まったく見覚えのない場所に来たような錯覚が起こります。

これまで検討していたボリュームが実際の土地に立ち上がることで、建物がどう見えてくるか、

道路と建物の関係は計画通りなのか、周辺をぐるぐる回って確かめます。

建て主さんは「基礎だけの時は、ちょっと小さいのかな、と心配でしたが、立ちが上がるとすごく大きく見えますね!」と、うれしそうです。確かに、基礎だけの時と木軸が立ち上がった時では大きさに対する感覚が違います。

夕方になると、学校帰りの小学生が通りを歩きながら「あ、家を作ってる!」と興味深気に眺めている様子がとても微笑ましかったです。8人近い大工さんが声を掛け合って作業する様子は見ているだけでわくわくしてきます。私はというと、明日から始まる屋根の架構にわくわくしています。